文献詳細
今月の主題 非腫瘍性大腸ポリープのすべて
序説
文献概要
大腸ポリープの分類
大腸ポリープが病理学的に種々の疾患カテゴリーで構成されていることは消化器の専門医であれば誰でも知っている.そしてこれらに共通するのが,大腸内腔に向かって限局性に隆起する病変,という肉眼的形態であることもコンセンサスがとれているものと思われる.しかしながら,筆者がこの序説を書くに当たって,いくつかの書物を調べてみたが,“取扱い規約”にも“ガイドライン”にも“WHOのテキスト”にも独立して大腸ポリープの分類は取り上げられていない.
一方,世界的なテキストである「Morson and Dowson's Gastrointestinal Pathology」1)には大腸ポリープの分類が提示されていた.その分類に若干の改変を加えた分類をTable 1に挙げた.この分類をみると,誠に多くの病変が大腸ポリープを構成していることがわかる.もちろんこの分類も完成されたものではなく,今後もいくつもの病変がこの中に加わることになると思われる.
大腸ポリープが病理学的に種々の疾患カテゴリーで構成されていることは消化器の専門医であれば誰でも知っている.そしてこれらに共通するのが,大腸内腔に向かって限局性に隆起する病変,という肉眼的形態であることもコンセンサスがとれているものと思われる.しかしながら,筆者がこの序説を書くに当たって,いくつかの書物を調べてみたが,“取扱い規約”にも“ガイドライン”にも“WHOのテキスト”にも独立して大腸ポリープの分類は取り上げられていない.
一方,世界的なテキストである「Morson and Dowson's Gastrointestinal Pathology」1)には大腸ポリープの分類が提示されていた.その分類に若干の改変を加えた分類をTable 1に挙げた.この分類をみると,誠に多くの病変が大腸ポリープを構成していることがわかる.もちろんこの分類も完成されたものではなく,今後もいくつもの病変がこの中に加わることになると思われる.
参考文献
1)Clouston AD, Walker NI. Polyps and tumour-like lesions of the large intestine. In Shepherd NA, Warren BF, Williams GT, et al(eds). Morson and Dawson's Gastrointestinal Pathology, 5th ed. Wiley-Blackwell, Hoboken, pp 647-684, 2013
2)Jass JR, Whitehall VL, Young J, et al. Emerging concepts in colorectal neoplasia. Gastroenterology 123 : 862-876, 2002
3)Leggett B, Whitehall V. Role of the serrated pathway in colorectal cancer pathogenesis. Gastroenterology 138 : 2088-2100, 2010
4)Offerhaus GJA, Billaud M, Gruber SB. Peutz-Jeghers syndrome. In Bozman FT, Carneiro F, Hruban RH, et al(eds). WHO Classification of Tumours of the Digestive System, 4th ed. IARC Press, Lyon, Berlin, 2010
5)Offerhaus GJA, Howe JR. Juvenile polyposis. In Bozman FT, Carneiro F, Hruban RH, et al(eds). WHO Classification of Tumours of the Digestive System, 4th ed. IARC Press, Lyon, 2010
6)Woodford-Richens K, Williamson J, Bevan S, et al. Allelic loss at SMAD4 in polyps from juvenile polyposis patients and use of fluorescence in situ hybridization to demonstrate clonal origin of the epithelium. Cancer Res 60 : 2477-2482, 2000
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