icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸49巻13号

2014年12月発行

文献概要

消化管組織病理入門講座・13

【食道】正常と炎症性疾患

著者: 根本哲生1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院病理診断科

ページ範囲:P.1906 - P.1913

文献購入ページに移動
はじめに

 食道は下咽頭と胃をつなぐ消化管である.胃以遠の臓器と大きく異なる点は,内腔面を重層扁平上皮が被覆していることである.また,縦隔に主座を持つ食道は腹腔内臓器と異なり,その大部分で漿膜を持たないことも特徴である.本稿では,食道の正常の組織像および代表的な炎症性疾患の組織像について概説する.

参考文献

1)Pan Q, Nicholson AM, Barr H, et al. Identification of lineage-uncommitted, long-lived, label-retaining cells in healthy human esophagus and stomach, and in metaplastic esophagus. Gastroenterology 144 : 761-770, 2013
2)江副康正,武藤学,藤井誠志.食道epidermizationの2例.胃と腸 43 : 296-300, 2008
3)Geboes K, De Wolf-Peeters C, Rutgeerts P, et al. Lymphocytes and Langerhans cells in the human oesophageal epithelium. Virchows Arch A Pathol Anat Histopathol 401 : 45-55, 1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら