icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻1号

1970年01月発行

今月の主題 胃癌の経過

研究

十二指腸ファイバースコピーの研究―第3報:逆行性膵管および総胆管造影

著者: 高木国夫1 池田靖洋1 中川安房1 坂口信昭1 高橋孝1 熊倉賢二2 丸山雅一2 染矢内記2 中野浩2 高田亮2 竹腰隆男2 金孟和2

所属機関: 1癌研究会附属病院外科 2癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.103 - P.111

文献概要

はじめに

 グラスファイバーを用いた胃内視鏡検査は近年驚異的進歩をとげてきたが,かかる進歩を背景にして,十二指腸にファイバースコープを挿入して,十二指腸内の観察13),とくに乳頭部の観察とともに乳頭口から直視下にCannulationを行ない,膵管の造影を行なうことが試みられてきている.1968年Mc Cune et al2)は,EderのFiberduodenoscopeを用いて膵管の造影を報告した.わが国では,1968年来,十二指腸ファイバースコープの試作が試みられている7)10).竹本,大井ら12)は,1969年に,Fiberduodenoscope(町田)を用いて,膵管造影について報告した.筆者らも,Fiberduodenoscope(町田)を用いて,乳頭口のCannulationを行ない,膵管とともに,総胆管の造影に成功し,拡張した総胆管内の結石を診断しえた症例を経験したので,報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら