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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻12号

1970年11月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究 特集 症例

副膵より発生した胃粘膜下嚢腫の1例

著者: 柿崎善明1 石渡淳一1 福士経雄1 津島恵輔2 渡辺襄2 浅野真彦2 奈良秀八洲3 角田秀雄4

所属機関: 1秋田県公立米内沢総合病院内科 2秋田県公立米内沢総合病院外科 3弘前大学医学部松永内科教室 4弘前大学医学部第1病理学教室

ページ範囲:P.1505 - P.1509

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 筆者らは最近5年間の上腹部手術例341例中4例の副膵を経験した.この中,副膵が胃にあったもの3例,空腸にあったもの1例で,胃壁迷入副膵は同期間の手術全胃腫瘍105例に対し2.8%,胃良性腫瘍24例に対して12.5%となる.その2例はすでに津島ら1)によって報告されているが,ここでは多発性胃潰瘍を伴い胃粘膜下嚢腫を形成した最近の1例を報告し,あわせて胃嚢腫,特に胃壁迷入膵嚢腫について若干の考察を試みることとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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