icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻12号

1970年11月発行

今月の主題 症例・研究 特集

研究

胃体部腺領域の病変―部位別にみた胃病変

著者: 山際裕史12

所属機関: 1三重県立大学医学部病理学教室 2三重県立大学医学部中検病理

ページ範囲:P.1551 - P.1557

文献概要

はじめに

 胃の病変を部位別に眺めると,病変の種類によって,その存在部位にそれぞれ好みのあることがわかる.ごくおおまかには,胃中部に多く,下部に,ついで上部に発生することが多いが,非上皮性腫瘍は上皮性腫瘍に比して中部から上部よりに(後者は中部から下部よりに)好んで発生するという傾向がある.一方,非上皮性腫瘍のうちでも,平滑筋由来のものは中部から上部に生ずることが比較的多い.

 本稿では,胃を組織学的にみて,体部腺領域,幽門腺領域にわけ,特に前者に生ずる疾患を中心に考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら