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今月の主題 胃潰瘍の再発・再燃 総説
胃潰瘍の再発・再燃について―発見されたopen ulcerの過去の内視鏡像検討を中心に
著者: 藤野雅之1 金子栄蔵1
所属機関: 1東京大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1639 - P.1643
文献購入ページに移動潰瘍が瘢痕化したのちに,さらに治療を加えているにもかかわらず再発する場合が稀ならずある反面,何ら治療を加えないにもかからず,自然治癒する症例のあることも事実であり,この間の事情を一層複雑なものにしている.
これらの問題の解明には,胃潰瘍の自然の経過を知ることが必要であると考えられるので,筆者らは,胃集検で発見された胃潰瘍のうち,治療をおこなっていないものをとりあげ,これらの経過を検討することにより,胃潰瘍の再発・再燃の問題への一つのアプローチを試みた.
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