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診断の手ほどき
大きなⅡa型早期胃癌の診断
著者: 田中弘道1
所属機関: 1鳥取大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1697 - P.1700
文献購入ページに移動 隆起性病変のX線診断は的確な圧迫検査を行なうことに尽きるのであり,病変の発見にも質診断においても最も優れた検査法であることは周知の通りである.
しかし,病変が大きくなると部分的圧迫像になって全体像の把握が困難になり,進行癌を早期癌と,あるいは早期癌を進行癌と誤ることも考えられる.こんな場合には,充盈像の辺縁所見の読影が大いに参考になるが,二重造影像が診断の決め手になる場合が少なくない.
しかし,病変が大きくなると部分的圧迫像になって全体像の把握が困難になり,進行癌を早期癌と,あるいは早期癌を進行癌と誤ることも考えられる.こんな場合には,充盈像の辺縁所見の読影が大いに参考になるが,二重造影像が診断の決め手になる場合が少なくない.
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