文献詳細
今月の主題 線状潰瘍
症例
文献概要
はじめに
筆者らは最近,噴門部潰瘍の患者を約半年間外来にて経過観察を行なったが,途中,白血病を併発したため,レ線および内視鏡学的にその胃粘膜像の把握に難渋し,胃上部病変,ことにBorrmannW型の胃癌との鑑別に種々な示唆を与えられた.また胃病変の診療においても,単に病変を局所的に把握するのではなく,常に全身的な立場から考えなければならないことを改めて痛感させられた.
筆者らは最近,噴門部潰瘍の患者を約半年間外来にて経過観察を行なったが,途中,白血病を併発したため,レ線および内視鏡学的にその胃粘膜像の把握に難渋し,胃上部病変,ことにBorrmannW型の胃癌との鑑別に種々な示唆を与えられた.また胃病変の診療においても,単に病変を局所的に把握するのではなく,常に全身的な立場から考えなければならないことを改めて痛感させられた.
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