文献詳細
今月の主題 胃肉腫
症例
文献概要
はじめに
胃好酸球性肉芽腫がKaijer(1937),Herrera(1948),Vanek(1949),本邦では中島(1951)により始めて報告されて以来,相次いで多数の報告を見るに至ったが,Van Thiel(1960),Ashby(1964)らのAnisakisに関する報告が出るにおよんで本邦における胃好酸球性肉芽腫の多数のものが海産魚類に広く分布するAnisakis線虫の幼虫によるものであることが明らかにされ,生鮮魚類を好んで摂取する本邦においてにわかに注目されるに至った.
筆者らは最近びらん性胃炎に伴った線虫侵入後比較的短時日の胃Anisakis性好酸球性肉芽腫の1例を経験したので報告する.
胃好酸球性肉芽腫がKaijer(1937),Herrera(1948),Vanek(1949),本邦では中島(1951)により始めて報告されて以来,相次いで多数の報告を見るに至ったが,Van Thiel(1960),Ashby(1964)らのAnisakisに関する報告が出るにおよんで本邦における胃好酸球性肉芽腫の多数のものが海産魚類に広く分布するAnisakis線虫の幼虫によるものであることが明らかにされ,生鮮魚類を好んで摂取する本邦においてにわかに注目されるに至った.
筆者らは最近びらん性胃炎に伴った線虫侵入後比較的短時日の胃Anisakis性好酸球性肉芽腫の1例を経験したので報告する.
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