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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻4号

1970年04月発行

文献概要

技術解説

胆のう胆管の読み―経静脈造影法による

著者: 大藤正雄1

所属機関: 1千葉大学医学部第1内科

ページ範囲:P.489 - P.493

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はじめに

 胆道疾患の診断にX線診断法の果す役割は非常に大きい.しかし,“胆のう造影法”と言いならわされているように,ややもすると胆のう病変の診断が主な対象とされてきた.これには,胆のう病変の診断に長所をもっ経口造影法が長いあいだ応用されてきた歴史的背景もある.

 最近では経静脈造影剤(Biligrafin)が広く応用されるようになり,胆のうと胆管を併せて診断することが一般化されてきた.したがって現在では胆道造影法ないしは胆のう・胆管造影法という表現が適切であり,撮影術式,造影法,読影法などもこれまでの胆のう造影法と違った内容とならざるを得ない.本文では経静脈造影法による胆のう胆管の読みにっいて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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