icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻4号

1970年04月発行

技術解説

胃ファイバースコープ施行後の処理と格納に関する2,3の工夫

著者: 横山泰久1 右高義彦1

所属機関: 1名古屋市横山胃腸科病院

ページ範囲:P.495 - P.497

文献概要

 近年,わが国において胃癌の早期発見の重要性が強調されると共に,その診断技法として胃ファイバースコープ(F. G. S.)の発達,普及はめざましく,従来の硬性胃鏡に代って胃疾患診断に多大の貢献をなしてきた.

 その普及と共に,この器械の取り扱い方がその耐久性の面から問題となるところであるが,筆者らが,昭和37年来,約20,000例の胃ファイバースコープ検査の経験から考えると,検査施行中はもとより,検査終了後洗滌操作,保存,格納などの段階でっまらぬ毀損を生じた場合,また生じる可能性をしばしば経験しており,特に不馴れな助手を使って行なわせる際には痛感させられることである.この対策として,安全で,適切な操作法が工夫されるのが望まれるところであるが,筆者らが以上の観点から最近行なっている検査終了後の処理法にっいて述べ,諸家の御参考に供したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら