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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻6号

1970年06月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究 特集 症例

十二指腸ポリープの1例

著者: 山際裕史1 大西長昇2 額田克己2 大杉紘2 山崎泰弘2

所属機関: 1三重県立大学医学部病理学教室・同中検病理 2松阪市大西病院

ページ範囲:P.681 - P.684

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 腸管に生じる良性腫瘍のうちで,十二指腸は回腸につぐ好発部位である.その多くは腺腫,平滑筋腫によって占められる.消化管においては,上皮性の良性の隆起をポリープと呼びならわしているが,十二指腸の場合には腸上皮,腺による場合と,ブルンネル腺が主であるadenomatous polypがある.これらは発生部位,性格をかなり異にすると考えられ,区別して考えられるべきものである.

 本稿では,十二指腸に生じていた,おそらく炎症性であろうと思われるadenomatous polypを報告し,若干の考察を加えることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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