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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻6号

1970年06月発行

今月の主題 症例・研究 特集

研究

胃癌に対する術前照射の内視鏡学的考察

著者: 相馬哲夫1 佐藤正経1 小沢靖1 石谷直昌1 金沢築1 福沢道夫1 大石山1 中村智1 牧野惟義1 岡本十二郎2 網野三郎2 梅田和夫2 阿部公彦2 西尾碩人2

所属機関: 1東京医科大学外科 2東京医科大学放射線科

ページ範囲:P.739 - P.745

文献概要

 最近,胃癌早期診断の発達に伴ない年々その遠隔成績は向上しているとはいうものの,まだわれわれの前に訪れる患者の中には高度の進行胃癌が早期胃癌に比べ圧倒的多数を占めていることは明らかであり,この高度の進行胃癌をどうするかがわれわれ外科医の大きな悩みとなっている.

 現在,手術療法,放射線療法,化学療法の癌3大療法が何れもその独自の立揚だけでは決定的なカを欠き,満足すべき遠隔成績を得ていない現況である.そこでわれわれは,術前放射線療法との併用により,手術適応の拡大を主眼とし,その治療効果を内視鏡学的にとらえ種々なる角度より検討を加え興味ある知見を得ている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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