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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻6号

1970年06月発行

今月の主題 症例・研究 特集

研究

胃全摘ならびに噴門側胃切除後の食道鏡および生検所見について

著者: 浅見恵司1 草間悟1 島津久明1 木下智治1 額田克海1 宮田道夫1

所属機関: 1東京大学医学部第一外科

ページ範囲:P.747 - P.755

文献概要

 最近は手術手技,麻酔,術前術後の管理などの進歩,改善に伴って胃全摘,噴門側胃切除術などが日常盛んに行なわれるようになった.しかしこれら手術では通常の幽門側胃切除術に較べ術後の栄養,貧血,逆流性食道炎,断端部癌再発,社会復帰などの点でなお多くの問題が残されている.

 筆者らは最近5年間に当教室で手術した胃全摘および噴門側胃切除後の患者に対して町田食道ファイバースコープ(FES)による食道,食道空腸あるいは食道胃吻合部,空腸脚,幽門側残胃の内視鏡的観察を行ない,同時に各所の生検組織検査を施行し,特に食道については逆流性食道炎の実態を愁訴,内視鏡,組織学的立場から究明し,これらを相互に比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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