文献詳細
文献概要
今月の主題 診断された微小胃癌 総説
微小胃癌の内視鏡診断
著者: 福富久之1 竹沢久武1
所属機関: 1国立がんセンター内科
ページ範囲:P.961 - P.970
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内視鏡による早期胃癌の発見は,この数年飛躍的に進歩し,その診断の正確さは生検の導入により著しく向上した.しかし,癌病巣がより小さくなり1cm以下の小胃癌になってくると,内視鏡診断はもとより肉眼標本による診断もきわめて困難になってくる.できるだけ小さい状態,できるだけ浅い状態で胃癌を発見するには,どのような点に留意しなくてはならないかを主として内視鏡の立場で論じてみたい.
内視鏡による早期胃癌の発見は,この数年飛躍的に進歩し,その診断の正確さは生検の導入により著しく向上した.しかし,癌病巣がより小さくなり1cm以下の小胃癌になってくると,内視鏡診断はもとより肉眼標本による診断もきわめて困難になってくる.できるだけ小さい状態,できるだけ浅い状態で胃癌を発見するには,どのような点に留意しなくてはならないかを主として内視鏡の立場で論じてみたい.
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