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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻8号

1970年07月発行

今月の主題 診断された微小胃癌

症例

早期胃癌Ⅱa+Ⅱcの1例

著者: 平塚秀雄1 長谷川光輝1 上砂紀1 村田雄一2 村瀬一矩2 福田久夫2 大井至3 竹本忠良3 吉井隆博4

所属機関: 1東京都平塚外科胃腸科病院 2東京中央放射線診療所 3東京女子医科大学消化器病センター 4日本医科大学病理

ページ範囲:P.999 - P.1003

文献概要

はじめに

 これまで幸いかなり数多くの早期胃癌症例を経験することができた.日頃痛感することであるが,X線検査にしても,内視鏡検査にしても,数少ない人間で常にレベルをピークに保って症例を待機していることはたいへん難しいように思う.症例によってはくり返し検査することからして困難なことがある.この例は家庭の都合上ゆっくり検査している余裕がなく,早々に手術した症例で,検査不充分の点が少なくない.しかしそれだけに,唯一の機会をも逃がさない網の目の細かさの必要を感じさせられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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