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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻9号

1970年08月発行

今月の主題 高位の胃病変

総説

高位の胃病変の生検・細胞診

著者: 春日井達造1 加藤久1 坪内実1 八木幹郎1 山岡康孝1 伊藤健1 久野信義1 高橋淳子1 青木勲1 木津稔1 須知泰山2

所属機関: 1愛知がんセンター第1内科 2愛知がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.1097 - P.1109

文献概要

 従来高位の胃病変は解剖学的に,X線的にも内視鏡的にも他部位に比して診断が困難であった.しかし,胃疾患に対するX線診断技術の進歩により現在では全胃粘膜の診断が可能となった.

 胃内視鏡は経口的に行なう限りにおいて噴門を通過して胃内に挿入されるので,噴門部,穹窿部および胃体上部の観察は解部学的な制約があり不充分であった1).しかし胃カメラの反転2)ファイバースコープにアングル機構の装着3)あるいはJ-turn4),二曲式胃ファイバースコープの開発5)により漸次該部の観察診断も可能となって来た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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