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文献詳細

雑誌文献

胃と腸5巻9号

1970年08月発行

文献概要

今月の主題 高位の胃病変 症例

特異な形態を呈した隆起型早期胃癌の1例

著者: 岸清一郎1 石川公1 赤木郷2

所属機関: 1徳島大学医学部第2内科 2徳島大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1129 - P.1135

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 一端が粘膜皺襞に連らなる棍捧状隆起,ならびにこれに隣接するV字形の特異な肉眼的形態を呈した隆起型早期胃癌と胃ポリープの共存した1症例を経験したので報告する.


1.症例

患者:元○義 64歳 女子 無職

主訴:上腹部膨満感

家族歴:姉が胃癌にて死亡.

既往歴:昭和41年11月高血圧症.昭和43年5月乳癌(左)にて手術.

現病歴:昭和42年3月より高血圧症の治療を受けていた.昭和44年10月初め頃より上腹部膨満感を訴えるようになり,当院第2内科にて胃X線,内視鏡検査を行ない隆起型早期胃癌および胃ポリープと診断,昭和44年ll月10日当院第2外科へ入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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