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文献詳細

雑誌文献

胃と腸50巻10号

2015年09月発行

文献概要

今月の主題 狭窄を来す大腸疾患─診断のプロセスを含めて 主題

症例1

著者: 別府剛志1 櫻井俊弘1 小島俊樹1 槇信一朗2 萩本龍伸3 皆川紀剛4 山口幸二4 松山篤二5 田邉寛6 岩下明德6

所属機関: 1芦屋中央病院消化器科 2槇内視鏡内科病院 3萩本医院 4産業医科大学医学部第一外科学 5産業医科大学医学部第一病理学 6福岡大学筑紫病院病理部

ページ範囲:P.1274 - P.1278

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症例
 患 者:65歳,女性.
 主 訴:腹痛.
 現病歴:2013年7月上旬より腹痛が出現し,近医にて内視鏡検査を施行され,上行結腸に全周性の狭窄を指摘され,当院へ紹介され受診となった.
 身体所見:身長157.3cm,体重68kg,血圧107/57mmHg,脈拍86/min,体温36.8℃.腹部は平坦で右季肋部に軽度の圧痛を認めた.腫瘤は触知せず,腸音は正常であった.
 血液検査所見:WBC 6,200/μl,Hb 13.8g/dl,CRP 0.09mg/dl.腫瘍マーカーはCEA 4.7ng/ml,CA19-9 33.6U/mlと正常範囲内であった.

参考文献

1)境勇二,渕上忠彦.びまん浸潤型大腸癌.消化器症候群(下巻),別冊日本臨牀.日本臨牀社,pp 632-635, 1994
2)平川克哉,飯田三雄,松本主之,他.4型大腸癌の臨床病理学的特徴とX線・内視鏡診断.胃と腸 37:152-164,2002
3)飯田三雄.4型大腸癌とその鑑別疾患.胃と腸 37:135-137, 2002
4)幸田隆彦,松川正明,山本栄篤,他.4型大腸癌と鑑別を要する疾患─腸間膜脂肪織炎とのX線所見上の鑑別.胃と腸 37:185-192, 2002
5)勝木伸一,長町康弘,野尻秀一,他.鑑別診断に苦慮したS状結腸原発びまん浸潤型大腸癌の1例.胃と腸 38:1047-1053, 2003
6)石川勉,縄野繁,水口安則,他.転移性大腸癌の形態診断.胃と腸 23:617-630, 1988

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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