文献詳細
文献概要
今月の主題 狭窄を来す大腸疾患─診断のプロセスを含めて 主題
症例1
著者: 別府剛志1 櫻井俊弘1 小島俊樹1 槇信一朗2 萩本龍伸3 皆川紀剛4 山口幸二4 松山篤二5 田邉寛6 岩下明德6
所属機関: 1芦屋中央病院消化器科 2槇内視鏡内科病院 3萩本医院 4産業医科大学医学部第一外科学 5産業医科大学医学部第一病理学 6福岡大学筑紫病院病理部
ページ範囲:P.1274 - P.1278
文献購入ページに移動患 者:65歳,女性.
主 訴:腹痛.
現病歴:2013年7月上旬より腹痛が出現し,近医にて内視鏡検査を施行され,上行結腸に全周性の狭窄を指摘され,当院へ紹介され受診となった.
身体所見:身長157.3cm,体重68kg,血圧107/57mmHg,脈拍86/min,体温36.8℃.腹部は平坦で右季肋部に軽度の圧痛を認めた.腫瘤は触知せず,腸音は正常であった.
血液検査所見:WBC 6,200/μl,Hb 13.8g/dl,CRP 0.09mg/dl.腫瘍マーカーはCEA 4.7ng/ml,CA19-9 33.6U/mlと正常範囲内であった.
参考文献
掲載誌情報