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文献概要
今月の主題 知っておきたいまれな胃疾患 主題症例
非腫瘍性疾患:胃蜂窩織炎
著者: 浦出伸治1 金子昌史1 篠原敏也2 三井慎也3 野村昌史4
所属機関: 1三重厚生連松阪中央総合病院胃腸科 2手稲渓仁会病院病理診断科 3記念塔病院消化器内科 4さっぽろ大通り内視鏡クリニック
ページ範囲:P.795 - P.797
文献購入ページに移動胃蜂窩織炎はびまん性あるいは限局性の非特異的化膿性疾患で,広義には胃膿瘍も含む.成因により原発性,続発性および特発性に分類される.原発性は胃炎,胃潰瘍,胃癌あるいは異物に起因するもので,胃壁の損傷が関与すると考えられている.続発性は他臓器の感染巣から直接あるいは血行性,リンパ行性に炎症が波及するもので,心内膜炎,骨髄炎,膵炎,胆囊炎,中耳炎などに続発する.特発性は胃や他臓器に特別な病変を認めないものである.
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