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今月の主題 胃がん検診に未来はあるのか 主題
胃がん検診ガイドラインの考え方
著者: 祖父江友孝1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科環境医学
ページ範囲:P.995 - P.999
文献購入ページに移動要旨●診療ガイドラインは“推奨”を含み,“系統的レビュー”による“利益と不利益の評価”に基づいて決定されなければならない.この際,対象とする検診が普及しているか否かは,判断基準には入らない.わが国では,厚生労働省研究班による検診有効性ガイドラインにより,予防指針につながる仕組みが構築されている.ただし,複数の機関が同一の課題についてガイドラインを作成し,推奨の結果が各ガイドラインで食い違う場合もあるため,作成されたガイドラインの質を一定の基準で吟味したうえで,比較検討する必要がある.
参考文献
1)IOM report. Clinical Practice Guidelines We Can Trust. 2011. http://www.iom.edu/(2015年5月25日現在)
2)科学的根拠に基づくがん検診推進のページ. http://canscr een.ncc.go.jp/(2015年5月25日現在)
3)Cancer Intervention and Surveillance Modeling Network(CISNET). http://cisnet.cancer.gov/(2015年5月25日現在)
4)U.S. Preventive Services Task Force. http://www.uspreventivese rvicestaskforce.org(2015年5月25日現在)
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