文献詳細
今月の症例
胃海綿状血管腫の1例
著者: 枝廣暁1 万波智彦1 藤原延清1 池田元洋1 枝廣優子1 園部宏2 大多和泰幸3 松本朝子3 和久利彦3 安藤由智4 水田昭文4
所属機関: 1公立学校共済組合中国中央病院内科 2公立学校共済組合中国中央病院臨床検査科 3公立学校共済組合中国中央病院外科 4公立学校共済組合中国中央病院放射線科
ページ範囲:P.1245 - P.1248
文献概要
40歳代,男性.
現病歴
特に自覚症状はなかったが,会社健診の胃X線造影検査で陰影欠損を指摘され,精査目的で当科を受診した.
家族歴
父:胃癌.
X線造影検査所見
胃体上部大彎に約20mm大で立ち上がりのなだらかなbridging foldを伴う隆起性病変を認めた.表面はほぼ平滑だが,頂部には不規則なバリウム斑がわずかにみられた(Fig. 1).
参考文献
掲載誌情報