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文献詳細

雑誌文献

胃と腸51巻10号

2016年09月発行

文献概要

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編集後記

著者: 新井冨生1

所属機関: 1東京都健康長寿医療センター病理診断科

ページ範囲:P.1401 - P.1401

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 本号は「表在型Barrett食道癌の診断」という特集号として企画された.本誌46巻12号に「Barrett食道癌の診断」という特集が組まれて以来のBarrett食道の特集であり,本号では内視鏡的治療の対象となりうる表在型に焦点を当て,内視鏡・放射線画像による診断,病理学的特徴について最新の情報を提供している.
 欧米では食道癌の約60%が腺癌という時代になったが,本邦でもBarrett食道腺癌は漸増傾向にあり,現在食道癌の5〜6%を占める.西論文では,肥満の程度が低く,逆流性食道炎が少ない本邦ではBarrett食道癌の急上昇はみられないと予測しているが,今後の動向を注視して見守るべきと警鐘を鳴らしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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