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文献詳細

雑誌文献

胃と腸51巻2号

2016年02月発行

今月の主題 まれな食道疾患の鑑別診断

症例 ─隆起を主体とする上皮性病変の特徴と鑑別─食道腺過形成

著者: 賴田顕辞1 三池忠2

所属機関: 1高知赤十字病院病理診断科部 2宮崎大学医学部内科学講座消化器血液学分野

ページ範囲:P.172 - P.173

文献概要

症例の特徴
 数年来の嚥下困難感を主訴に,上部消化管内視鏡検査にて下部食道に長径15mm大の粘膜下腫瘍(submucosal tumor ; SMT)が認められ,頂部の窪みより粘液の流出がみられた.診断目的と本人の強い希望から内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)が施行され,病理組織学的には食道腺の過形成と考えられた.

参考文献

1)Yorita K, Miike T, Sakaguchi K, et al. A novel case of an unusual esophageal submucosal tumor: An esophageal submucosal gland duct hamartoma. Am J Gastroenterol 110:1262, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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