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文献概要
今月の主題 知っておきたいまれな大腸悪性腫瘍 主題症例
大腸印環細胞癌
著者: 冨野泰弘1 奥田圭二2 入口陽介1 小田丈二1 水谷勝1 高柳聡1 山里哲郎1 藤田直哉1 清水孝悦1 斎藤聡3 畑田康政3 鵜沼清仁2 田中靖2 飯原久仁子4 山村彰彦5
所属機関: 1東京都がん検診センター消化器内科 2東京山手メディカルセンター放射線科 3東京山手メディカルセンター消化器内科 4東京山手メディカルセンター病理診断科 5東京都がん検診センター検査科
ページ範囲:P.331 - P.335
文献購入ページに移動一般的に大腸癌の多くは高分化・中分化腺癌で,限局性の発育形態を呈している.これに対して,その他の組織型の占める割合は本邦では1.9〜7.0%1)と少なく,なかでも大腸印環細胞癌は,0.2%〜1.2%2)とさらに低率である.男女比に有意差はなく,占居部位に関して右側結腸に多いとする報告もあるが,統一した見解は得られていない.また,他の組織型に比べて若年発症であることが特徴的とされている.
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