文献詳細
今月の主題 大腸小・微小病変に対するcold polypectomyの意義と課題
主題
cold polypectomyの意義と課題─私はこう考える:病理医の立場から
著者: 八尾隆史1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科人体病理病態学
ページ範囲:P.1608 - P.1609
文献概要
従来は内視鏡的ポリープ切除では,スネアや生検鉗子を用いる方法,あるいはEMR(endoscopic mucosal resection)やESD(endoscopic submucosal dissection)においても高周波切開凝固装置を用いていたが,最近高周波切開凝固装置を用いないCSP(cold snare polypectomy)あるいはCFP(cold forceps polypectomy)でも遅発性の出血や穿孔の危険が少ないことがわかり,特に1cm以下の小さい病変に対してCSP/CFPが普及しつつある4).当施設でもCSP/CFPは積極的に採用され,筆者自身も3個の大腸ポリープをCSPにより切除していただいた.
参考文献
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