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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 解剖・組織

小腸の解剖用語(anatomical terminology of small intestine)

著者: 江頭由太郎1

所属機関: 1大阪医科大学病理学教室

ページ範囲:P.535 - P.537

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小腸の解剖1)2)
1.小腸の全体
 消化管の胃幽門輪の肛門側から始まり,回盲弁(Bauhin弁)の口側に終わる部分が小腸である.その全長は,5〜7m,平均で約6mとされている.小腸は口側より十二指腸,空腸,回腸の3部位に分けられる.十二指腸と空腸の明瞭な境界は組織学的には存在しないが,解剖学的には十二指腸空腸曲(Treitz靱帯付着部)より口側を十二指腸,肛門側を空腸とされる.空腸と回腸の明瞭な境界は解剖学的にも組織学的にも存在しないが,慣習的には十二指腸を除いた小腸の口側40%を空腸,肛門側60%が回腸とされる.

参考文献

1)Fenoglio-Preiser CM, Noffsinger AE, Stemmermann GN, et al(ed). Gastrointestinal Pathology:An Atlas and Text, 3rd ed. Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2007
2)Mills SE(ed). Histology for Pathologists, 4th. ed. Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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