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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔咽喉頭・食道〕
異所性胃粘膜(ectopic gastric mucosa)
著者: 松岡晃生1 梅垣英次1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科消化器内科学分野
ページ範囲:P.547 - P.547
文献購入ページに移動異所性胃粘膜は“胃粘膜の組織学的特徴が胃の境界の外側に異所性に認められるもの”と定義され,主細胞や副細胞を持つ胃底腺粘膜から成り立つことが多く,全消化管に生じうる.
食道では円柱上皮から重層扁平上皮への置換が胎生5〜6週ころに食道中部から始まり,口側および肛門側へ進展するとされているが,その過程で円柱上皮の遺残したものが食道異所性胃粘膜と考えられている1).
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