icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔咽喉頭・食道〕

異所性胃粘膜(ectopic gastric mucosa)

著者: 松岡晃生1 梅垣英次1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科消化器内科学分野

ページ範囲:P.547 - P.547

文献購入ページに移動
定義
 異所性胃粘膜は“胃粘膜の組織学的特徴が胃の境界の外側に異所性に認められるもの”と定義され,主細胞や副細胞を持つ胃底腺粘膜から成り立つことが多く,全消化管に生じうる.
 食道では円柱上皮から重層扁平上皮への置換が胎生5〜6週ころに食道中部から始まり,口側および肛門側へ進展するとされているが,その過程で円柱上皮の遺残したものが食道異所性胃粘膜と考えられている1)

参考文献

1)國枝献治,小山恒男.異所性胃粘膜.八尾恒良(監).胃と腸アトラス上部消化管,第2版.医学書院,p 15,2014
2)田中努,田近正洋,石原誠,他.頸部食道異所性胃粘膜から発生した早期食道腺癌の1例.胃と腸 49:1629-1635,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら