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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔咽喉頭・食道〕
顆粒細胞腫(granular cell tumor)
著者: 高木靖寛1
所属機関: 1芦屋中央病院内科
ページ範囲:P.551 - P.551
文献購入ページに移動顆粒細胞腫は,Schwann細胞由来の腫瘍とされ,全身のいかなる臓器にも発生する.好発部位は皮膚や舌で,5〜9%が消化管に発生し,その多くは食道にみられる.ややくすんだ黄白色調の粘膜下腫瘍(submucosal tumor ; SMT)で,大きさ10mm以下のものでは半球状,丘状の非特異的な形態であるが,10mm以上の大きさになると「臼歯状所見」と表現される特徴的な形態を示し,内視鏡像のみでも比較的診断は容易である(Fig. 1a)1).
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