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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

小彎短縮,囊状胃〔shortening of lesser curvature, Beutelmagen(wallet stomach)〕

著者: 山本栄篤1 長浜隆司1

所属機関: 1千葉徳洲会病院消化器内科

ページ範囲:P.566 - P.566

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定義
 胃X線造影所見で表される病的変形の名称である.小彎短縮とは,潰瘍などが原因で胃角から幽門輪の距離が短縮する現象.囊状胃とは,大彎の伸展は保たれたまま小彎短縮が高度となり前庭部小彎が消失し,胃角そのものが幽門小彎になり胃全体が袋状を呈した状態の胃.

参考文献

1)村上忠重,鈴木武松,中村暁史,他.対称性胃潰瘍について.外科 16:701-707, 1954
2)村上忠重,世良田進三郎,鈴木武松.胃の線状潰瘍の病理.胃と腸 5:169-177, 1970
3)白壁彦夫,早川尚男,森近浩,他.線状潰瘍のレントゲン診断.胃と腸 5:147-156, 1970

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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