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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

彎入,透亮像(indentation, translucency)

著者: 細川治1 横山力也2

所属機関: 1横浜栄共済病院外科 2横浜栄共済病院放射線部

ページ範囲:P.569 - P.569

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彎入の定義
 X線造影所見における用語である.胃を適度に伸展した状態で撮像した際に,辺縁にくびれが生じた所見を呈することを指す.生理的な場合にも認められるが,胃壁の病的な変化から出現する際の彎入は重大な所見である.
透亮像の定義
 骨や肺気管支,血管のX線造影所見でも使用される用語である.胃X線検査で使用する際は,隆起性病変が正面像としてバリウムをはじいて現れている所見1)である.胃の場合には抜けている領域が空虚ではなく,粘膜像が存在する.

参考文献

1)細井董三.3.X線所見の種類・性状とカテゴリー分類の適用基準.細井董三,入口陽介,小田丈二,他(編).症例に学ぶ胃がんX線検診読影講座─読影基準とカテゴリー分類を中心に.医療科学社,pp 22-23, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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