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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

発赤・褪色(redness, fading)

著者: 赤松泰次1

所属機関: 1長野県立須坂病院内視鏡センター

ページ範囲:P.582 - P.582

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定義
 背景粘膜の色調と比較して,赤みが強く見える場合を“発赤”と言い,白色調に見える場合を“褪色”と表現する.背景粘膜の色調は,Helicobacter pylori(H. pylori)の感染状態(未感染,既感染,現感染)や胃粘膜萎縮の程度によって異なるため,“発赤”や“褪色”はかなり主観的な所見である.これらの所見は腫瘍性病変と非腫瘍性病変のいずれにも認められるが,本稿では腫瘍性病変における色調について述べる.

参考文献

1)赤松泰次,高橋俊晴,市川真也,他.胃癌の標準的な内視鏡診断.消内視鏡 22:12-17, 2010
2)赤松泰次,下平和久,松澤正浩,他.通常光における胃隆起性病変の鑑別診断.胃と腸 47:1200-1208, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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