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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕
架橋ひだ(bridging fold)
著者: 阿部洋文1 梅垣英次1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科消化器内科学分野
ページ範囲:P.591 - P.591
文献購入ページに移動粘膜下層以深に病変の主座を置く隆起により周囲粘膜が引っ張り上げられて,隆起の周囲から隆起表面に向かい,橋が架かるように途絶せずなだらかに移行するひだのことをbridging fold(架橋ひだ)と定義される1).この所見を認めた場合,粘膜下腫瘍(submucosal tumor ; SMT)や非上皮性腫瘍を第一に考える.ただし,癌でも粘膜表層でなく粘膜下層以深に腫瘍塊を形成した場合や,粘膜下層にリンパ組織増生(carcinoma with lymphoid stromaなど),線維化,粘液産生を伴う場合にも同様の所見を呈することがある.
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