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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

竹の節状外観(bamboo-joint like appearance)

著者: 斉藤裕輔1 横田欽一1

所属機関: 1市立旭川病院消化器病センター

ページ範囲:P.598 - P.598

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定義
 主にCrohn病(Crohn's disease ; CD)患者の胃に認められる画像所見である.胃噴門部から胃体部小彎にかけて2〜4条の腫大した皺襞と,それらを規則正しく横切る亀裂状の陥凹が縦に配列する所見を“竹の節状外観”とした(Fig. 1,2).また,皺襞の腫大が目立たず,軽微な浅い陥凹のみの所見も認められることがあり,縦走配列陥凹(longitudinally aligned furrows)とした1)2)(Fig. 3).

参考文献

1)横田欽一,斉藤裕輔,蘆田知史,他.竹の節状びらんが発見の契機となったCrohn病の1例─Crohn病に特徴的な胃体部小彎の微小病変の提唱.胃と腸 29:1425-1430, 1994
2)Yokota K, Saito Y, Einami K, et al. A bamboo joint-like appearance of the gastric body and cardia:possible association with Crohn's disease. Gastrointest Endosc 46:268-272, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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