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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

foveolar type,groove type

著者: 神崎洋光1 上堂文也2

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器・肝臓内科学 2大阪国際がんセンター消化管内科

ページ範囲:P.608 - P.608

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定義
 胃の拡大内視鏡観察において観察される胃粘膜構造の分類である.
 foveolar type(腺窩型,Fig. 1).腺開口部が点状〜単線状の形態を表す粘膜構造を示す.胃底腺領域においてH. pylori未感染の正常粘膜,または萎縮や腸上皮化生の少ない胃底腺粘膜の模様はこのタイプである.病理組織学的に管状の腺管が“窩(あな)”状に開口する粘膜の表面構造を反映する.

参考文献

1)吉井隆博.胃粘膜表面のAH法実体顕微鏡観察─胃小窩模様と胃小溝模様.胃と腸 6:1314, 1971
2)Kanzaki H, Uedo N, Ishihara R, et al. Comprehensive investigation of Areae Gastricae pattern in gastric corpus using magnifying narrow band imaging endoscopy in patients with chronic atrophic fundic gastritis. Helicobacter 17:224-231, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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