icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔胃〕

多発性白色扁平隆起〔multiple white and flat elevated lesions(MFWL)〕

著者: 川口実1

所属機関: 1伊豆高原ゆうゆうの里診療所

ページ範囲:P.610 - P.610

文献購入ページに移動
定義
 “白色扁平隆起”は筆者ら1)が2007年に報告したもので,その通常内視鏡所見の特徴は,①白色,②扁平隆起,③多発性,④胃体部に認める,⑤周囲粘膜に萎縮がない,などである(Fig. 1,2).病理組織学的特徴は,①腺窩上皮の過形成,②胃底腺萎縮,③炎症細胞浸潤は軽度で,単核球主体などである(Fig. 3).
 その後,春間ら2)が多数例を検討し,“多発性白色扁平隆起(春間・川口病変)”として報告している.

参考文献

1)川口実,新井英二,野澤秀樹,他.胃体部にみられる白色扁平隆起の検討.Gastroenterol Endosc 49:958, 2007
2)春間賢,塩谷昭子,鎌田智有,他.PPI長期投与の問題点─胃ポリープの発生.消化器内科 56:190-193, 2013
3)鎌田智有.胃炎の内視鏡所見.春間賢(監).胃炎の京都分類.日本メディカルセンター,pp 25-29, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら