文献詳細
増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017
画像所見〔十二指腸〕
文献概要
定義
十二指腸潰瘍はしばしば多発傾向があるが,2つの十二指腸潰瘍(瘢痕)の間に形成される稜線状の変形をridgeと呼ぶ(Fig. 1).ridgeを形成すると十二指腸球部は偽憩室様の変形を来すことがあり,変形した部分を“タッシェ”(Fig. 2)という.ridgeは単発の十二指腸潰瘍では形成されず,2つの潰瘍の治癒過程で生じる線維化により,潰瘍がお互いに引き合うようにして形成される.
十二指腸潰瘍はしばしば多発傾向があるが,2つの十二指腸潰瘍(瘢痕)の間に形成される稜線状の変形をridgeと呼ぶ(Fig. 1).ridgeを形成すると十二指腸球部は偽憩室様の変形を来すことがあり,変形した部分を“タッシェ”(Fig. 2)という.ridgeは単発の十二指腸潰瘍では形成されず,2つの潰瘍の治癒過程で生じる線維化により,潰瘍がお互いに引き合うようにして形成される.
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