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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔腸〕
アフタ,アフタ様潰瘍(aphtha, aphtoid ulcer)
著者: 吉岡慎一郎1 光山慶一2
所属機関: 1久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門 2久留米大学病院炎症性腸疾患センター
ページ範囲:P.623 - P.623
文献購入ページに移動アフタ(aphtha)およびアフタ様潰瘍(aphthoid ulcer)については,一般的には口腔粘膜のアフタに類似した病変が消化管粘膜に認められる場合に用いられるが,明確な定義はなく異なる見解が混在している1)〜3).本稿では「日本消化器内視鏡学会用語集第3版」と「胃と腸用語事典」の両見解を踏まえ,アフタ,アフタ様潰瘍はほぼ同じ病変を指し示すものとし,単なるびらんと区別するために紅暈を伴う小さな潰瘍もしくはびらんを“アフタ様病変”と定義して解説する.
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