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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017

画像所見〔腸〕

蟹爪様所見(crab's claw-like appearance)

著者: 斉藤裕輔1 佐々木貴弘1

所属機関: 1市立旭川病院消化器病センター

ページ範囲:P.647 - P.647

文献概要

定義
 腸重積を示す注腸X線造影所見である.腸重積は腸管の一部が先進部となって腸蠕動とともに肛門側の腸管内腔に陥入し,腸管が重積状態となったもので,通過障害を来し絞扼性イレウスとなることが多い.重積の発生部位によって,①小腸─小腸型,②結腸─結腸型,③回腸─結腸型に分類されるが,頻度的には回腸─結腸型が最も多い1)

参考文献

1)腸重積症.南山堂医学大辞典,第20版.南山堂,p 1630, 2015
2)平田一郎,梅垣英次,林勝吉,他.消化管脂肪腫の診断と治療.胃と腸 39:601-611, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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