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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔腸〕
口腔内アフタ(oral aphtha)
著者: 大井充1 梅垣英次1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科消化器内科学分野
ページ範囲:P.656 - P.656
文献購入ページに移動アフタ(aphtha)は同類の語にアフタ様病変,アフタ性びらん,アフタ性潰瘍などがあり,今日までに報告された各文献で紅暈の有無やびらんと潰瘍の区別などの定義が少しずつ異なっており,かなりあいまいな表現である.ここでは「胃と腸用語集2012」に則り1),アフタ様病変として,紅暈を伴う小さな潰瘍もしくはびらんと定義する.“口腔内アフタ”も,口内炎や口腔内粘膜障害などとはっきり区別せず混同していることが多い.実際多くの症例で患者は“口内炎ができた”と訴える.
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