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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 画像所見〔腸〕
イクラ状粘膜(salmon roe appearance)
著者: 斎藤彰一1 平澤俊明1
所属機関: 1がん研有明病院消化器内科
ページ範囲:P.665 - P.665
文献購入ページに移動“イクラ状粘膜”は,クラミジア直腸炎に特徴的な内視鏡所見(Fig. 1)である1)2).クラミジア直腸炎はChlamydia trachomatis感染による性行為感染症で比較的まれな疾患とされるが,通常の日常検査で遭遇する疾患のひとつである.特徴的な内視鏡所見を把握していなければ確定診断に至らない疾患である.
感染経路として,肛門性交により直接直腸粘膜に感染する場合や,感染した腟分泌物が直腸内へ流入する経路も考えられている.
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