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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 病理

LEL(lymphoepithelial lesion)

著者: 伴慎一1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院病理診断科

ページ範囲:P.690 - P.690

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定義
 LEL(lymphoepithelial lesion:リンパ上皮病変)は,MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫に特徴的で,その組織学的診断に際して重要な所見として,MALTリンパ腫の概念の提唱とともに注目されるようになったものである.増殖したリンパ腫細胞が,3個以上の小集簇を呈して粘膜上皮・腺管部に浸潤し,浸潤部の腺管の変形・破壊を来している所見を言う1)〜3)(Fig. 1〜4).

参考文献

1)林詠子,吉野正.胃─リンパ上皮病変.病理と臨 28(臨増):126-127, 2010
2)de Leval L. Lymphoid tumours of the stomach. Shepherd NA, Warren BF, Williams GT, et al(eds). Morson and Dawson's Gastrointestinal Pathology, 5th ed. Wiley-Blackwell, pp 241-269, 2013
3)中峯寛和.節外性濾胞辺縁帯リンパ腫─粘膜関連リンパ組織(MALT)リンパ腫.吉野正,中峯寛和,岡本昌隆,他(編).悪性リンパ腫 臨床と病理─WHO分類(第4版)に基づいて.先端医学社,pp 266-273, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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