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文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017

分類

胃炎の京都分類(Kyoto classification of gastritis)

著者: 末廣満彦1 春間賢1

所属機関: 1川崎医科大学総合医療センター総合内科2

ページ範囲:P.720 - P.721

文献概要

定義
 胃炎の京都分類とは,2013年に京都で開催された第85回日本消化器内視鏡学会総会を機に,これまでの国内外の胃炎分類を考慮し,より簡便で客観性のある胃炎所見をH. pyloriの感染状態に準じて取り上げた新しい胃炎の分類である.H. pyloriの感染を未感染,現感染,既感染・除菌後の3つのフェーズに分けて胃炎の内視鏡所見を診断することを基本とした分類であり,胃炎で認められる19の内視鏡所見についてそれぞれどの状態で認められるかを示している(Table 1)1).さらに,胃癌のリスクを評価する内視鏡所見スコアと内視鏡所見の記載方法も付記されている.

参考文献

1)鎌田智有.胃炎の内視鏡所見 1. 総論.胃炎の京都分類.日本メディカルセンター,pp 25-29, 2014
2)加藤元嗣.胃癌のリスクを考慮した内視鏡所見スコア1. 解説.胃炎の京都分類.日本メディカルセンター,pp 99-103, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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