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増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 分類
小腸血管性病変の内視鏡所見分類(矢野・山本分類)〔endoscopic classification of vascular lesions of the small intestine(Yano-Yamamoto classification)〕
著者: 矢野智則1
所属機関: 1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門
ページ範囲:P.740 - P.740
文献購入ページに移動小腸の血管性病変は近年の技術進歩により内視鏡診断・治療が可能になった.消化管の血管性病変は,病態が全く異なる静脈瘤や血管腫を除けば,病理組織学的に,①静脈・毛細血管の特徴を持つ病変(angioectasia),②動脈の特徴を持つ病変(Dieulafoy's lesion),③動脈と静脈の特徴を持つ病変(arteriovenous malformation),の3種類に分類される1).病態を判断して適切な治療を行うために重要な,動脈成分の有無,つまり拍動性の有無に着目して小腸血管性病変の内視鏡所見を以下の6種類に分類2)したものが,この分類である.
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