icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸52巻5号

2017年05月発行

文献概要

増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017 分類

潰瘍性大腸炎における異型上皮の厚労省分類

著者: 味岡洋一1 渡辺佳緒里1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・診断病理学分野

ページ範囲:P.743 - P.743

文献購入ページに移動
定義
 厚生省(当時)特定疾患難治性炎症性腸管障害調査研究班(武藤班)で提唱された,潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis ; UC)に発生した異型上皮に対する日本独自の病理組織分類である1)(Table 1).内視鏡サーベイランスへの応用を主目的としたものであるが,生検診断のみならず手術材料にも応用しうる.

参考文献

1)武藤徹一郎,若狭治毅,喜納勇,他.潰瘍性大腸炎に出現する異型上皮の病理組織学的判定基準─surveilance colonoscopyへの応用を目的とした新判定基準の提案.日本大腸肛門病会誌 47:547-551, 1994
2)潰瘍性大腸炎サーベイランスアトラス,厚生労働省科学研究費補助金特定疾患対策事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」主任研究者:日比紀文,分担研究者:松本誉之.2006年7月
3)Riddell RB, Goldman H, Ransohoff DF, et al. Dysplasia in inflammatory bowel disease:a standardized classification with provisional clinical applications. Human Pathol 14:931-968, 1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら