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今月の主題 臨床医も知っておくべき免疫組織化学染色のすべて 序説
臨床医も知っておくべき免疫組織化学染色のすべて
著者: 田中信治1
所属機関: 1広島大学大学院医歯薬保健学研究科内視鏡医学
ページ範囲:P.971 - P.971
文献購入ページに移動 免疫組織化学(immunohistochemistry ; IHC)とは,抗体を用いて組織標本中の抗原を検出する組織化学的手法のことで,免疫染色(immunostaining)とも呼ばれる.
抗体の特異性を利用して組織を染色し,抗原の存在および局在を顕微鏡下で観察できるので,特定遺伝子の発現確認や各種のいわゆる“マーカー蛋白質”を用いることで病理組織の診断に頻用されている.同じ蛋白発現を検索するwestern blot法などとは異なり,実際の組織構築の中でその局在が正確に評価できることがこの手法の特徴であり,強みでもある.
抗体の特異性を利用して組織を染色し,抗原の存在および局在を顕微鏡下で観察できるので,特定遺伝子の発現確認や各種のいわゆる“マーカー蛋白質”を用いることで病理組織の診断に頻用されている.同じ蛋白発現を検索するwestern blot法などとは異なり,実際の組織構築の中でその局在が正確に評価できることがこの手法の特徴であり,強みでもある.
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