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文献詳細

雑誌文献

胃と腸53巻3号

2018年03月発行

文献概要

今月の症例

3年の経過にて胃腺窩上皮化生を呈した十二指腸Brunner腺過誤腫の1例

著者: 菊池英純1 羽賀敏博2 三上達也3 宮澤邦昭1 澤谷学1 平賀寛人1 珍田大輔1 櫻庭裕丈1 下山克1 鬼島宏2 福田眞作1

所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科消化器血液内科学講座 2弘前大学大学院医学研究科病理生命科学講座 3弘前大学医学部附属病院光学医療診療部

ページ範囲:P.255 - P.257

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患者
 70歳代,女性.
主訴
 易疲労感.
現病歴
 3年前のスクリーニング検査で十二指腸に粘膜下腫瘍(submucosal tumor ; SMT)を認め,翌年の経過観察を勧められたが受診していなかった.疲労感が出現したため近医を受診し,採血でHb 3.1g/dlの貧血を認めた.内視鏡検査にて十二指腸に出血を認め当科を紹介され,受診となった.

参考文献

1)服部行紀,松原亜季子,関根茂樹,他.十二指腸の腫瘍・腫瘍様病変の病理診断─腫瘍様上皮性病変とそれら由来の腫瘍の病理学的特徴.胃と腸 46:1596-1603, 2011
2)原田英,蔵原晃一,大城由美,他.NBI併用拡大観察が有用であったBrunner腺由来の十二指腸癌の1例.胃と腸 51:1617-1625, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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