文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 小山恒男1
所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科
ページ範囲:P.377 - P.377
文献購入ページに移動 春間,大倉,小山が編集小委員を担当し,「胃と腸」誌として初めてEoE(eosinophilic esophagitis)をテーマとした号を企画した.EoEは比較的新しい病気で,1990年代に疾患概念が海外で確立されたが,著しく増加してきたのは2000年代になってからである.EoEは喘息などのアレルギー性疾患を伴うことが多く,発生病態として食事などの抗原に対するアレルギー反応が考えられているが,詳細は明らかではない.そこで本号では,欧米からのエビデンスを基盤にしつつ,本邦における詳細な病理学的,X線診断学的,内視鏡診断学的研究成果に基づき,現時点でのEoEに関するすべての疑問に答えられる内容を目指した.
序説を担当した春間によると,本疾患を初めて知ったのはDDW 2005 in Chicagoであったと言う.本号の骨子となる“疫学と診断基準”を依頼した木下が,DDW 2005にて,春間とともにEoEに関する発表を聴講していたとは,偶然とは言え興味深い.本邦を代表する2名の消化器内科医が,常にアンテナを高く上げていた結果が,本号に表れている.
序説を担当した春間によると,本疾患を初めて知ったのはDDW 2005 in Chicagoであったと言う.本号の骨子となる“疫学と診断基準”を依頼した木下が,DDW 2005にて,春間とともにEoEに関する発表を聴講していたとは,偶然とは言え興味深い.本邦を代表する2名の消化器内科医が,常にアンテナを高く上げていた結果が,本号に表れている.
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