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文献詳細

雑誌文献

胃と腸53巻5号

2018年05月発行

文献概要

増刊号 早期胃癌2018 主題

─早期胃癌の時代的変遷─胃癌の疫学

著者: 祖父江友孝1 雑賀公美子2

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科環境医学 2国立がん研究センター社会と健康研究センター

ページ範囲:P.522 - P.524

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要旨●本邦のがん罹患数は現在約13万人(男性9万人,女性4万人),死亡数は約4.5万人(男性3万人,女性1.5万人)であり,罹患数は高齢化に伴い増加しているが,年齢調整罹患・死亡率および年齢階級別罹患・死亡率は年々減少傾向にあり,胃癌のリスクの減少および治療の改善が進んでいると言える.実際,生存率も年々向上しており,胃癌罹患者の5年相対生存率は胃部に限局している症例においては96%となっており,早期発見できれば治療により多くの患者の予後がよくなることが示されている.

参考文献

1)Hori M, Matsuda T, Shibata A, et al. Cancer incidence and incidence rates in Japan in 2009:a study of 32 population-based cancer registries for the Monitoring of Cancer Incidence in Japan(MCIJ)project. Jpn J Clin Oncol 45:884-891, 2015
2)厚生労働省大臣官房統計情報部(編).人口動態統計
3)国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター.全国がん罹患モニタリング集計.2006-2008年生存率報告,2016
4)地域がん登録精度向上と活用に関する研究.平成22年度報告書,独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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