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今月の主題 知っておきたい直腸肛門部病変 症例アトラス 腫瘍性疾患
直腸悪性リンパ腫
著者: 中村昌太郎1 梁井俊一1 川崎啓祐1 池上幸治2 江﨑幹宏3 松本主之1
所属機関: 1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科消化管分野 2九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 3佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部
ページ範囲:P.1004 - P.1006
文献購入ページに移動大腸リンパ腫は大腸悪性腫瘍の0.1〜0.7%,消化管原発リンパ腫の3〜10%を占め,直腸リンパ腫は大腸リンパ腫の10〜35%を占める1)2).組織型ではMALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫が最も多く,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma;DLBCL),T細胞リンパ腫,濾胞性リンパ腫も頻度が高い1)2).頻度は低いが,Burkittリンパ腫やマントル細胞リンパ腫なども直腸病変を来すことがある.各組織型の特徴をTable 1に示す.
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